記念日
2025, May 16
町のケーキ店は休業日だった。花も欲しかったけれど、食料量販店を覘きふたりの記念日にと苺だけを買った。それから夕食に天麩羅と捌割蕎麦を。
これからはつつましくふたりで過ごしていくんだ・・・。最後はそんなふうに終わるのだったろうか。小山卓治の記念日と云う歌を久し振りに頭に描く。
もうすぐ終わりそうなアマリリス。これからはアマリリスに伍月を想うようになるのかもしれない。
少しづつ上書きされていく過去。其処に変わらずに彼がいる。此れが後ろ向きなことなのか前向きなことなのか判らない。其のとき其のときをだいじにして過ごす日々。