聖者のラプソディー
2025, Jul 28
回覧板に入っていた広報を頼りに無料相談所を訪ねた。深刻な相談でもなかったからか、終始笑いが絶えず、ほぐれた気持ちで帰宅する。
紹介していただいた司法書士の方も話やすく、また料金の方もお願いしやすいものだった。父が亡くなったとき紹介されお願いした際の料金の半分なことに、何も知らなかった頃の自分を想う。そして、過ぎ去った時間が無駄でなかったことと同時にやさしいものになってきたことを感じている。
かつて彼に、親のしていたことはなんとなくできるようになるのよ、と言ったことがあるけれど、父と同じような道を辿っているような気がしないでもない。
彼についてはどうだろう。お蕎麦、と言うと、無理とひと言返って来るけれど、先のことは本当にわからない。
突然悲しみはやってきて、最悪と想ったことは覆り、更に起こった腹が立つことを原動力にし図太くなる魂。一生呪うのって嫌いじゃないの、とカラカラ笑い今日も胡瓜を齧り、口遊むのは(ストリート・スライダーズの)聖者のラプソディー。