想い通りには
2026, Jul 04
梅雨に入り鉢植えの植物たちは一斉に休み出した。ゼラニウムも柘榴も花をつけるのを止め、葉ばかり育ち、緑が余りにきれいなので葉を花瓶に活けようかなどと想ってしまう。
家の角のバーベナだけは変わらず次々に花を咲かせているが、背が高くなり道路に飛び出してしまうので、毎朝花を摘まないわけにはいかなくなった。
いずれ鉢の数は少なくなるだろうが、母がいるうちはこのままにしておこうと想う。
99の悲しみや虚無感と1の悦びを抱き、あたしはこのまま過ごしていくのだろうか。(此の家ならできそうだと想ってはいるが。)
備えは考えていない。そのときそのときどう対処できるかを想っている。
育つだろうと想っていた豆苗は根がふたつみっつ残っているだけなのに、何も想っていなかった紫陽花の挿し木は今も青々としている。何ひとつ自分の想い通りになるものがないのが嬉しい。