例えば秘密のノートに記すように。

cancion-de-la-abeja(みつばちのささやき)          

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気掛かり


 母の移転先の病院へ自転車で出掛けた。丗分あれば着く筈だったが、案の定道に迷ったうえ、いつの間にかアイフォンの明るさの設定が変わっていて地図が見られないことになった。方角と大通りに出ればいいことはわかっていたので、なんとか辿り着くことはできたが。
 入院についての説明を受け、衣類やタオル類など入院セットに選択はなく同意し申し込めばいいだけで、面会も週壱に決められているとわかった。こちらから向かうバスは日に数本しかないが、丁度面会時間の頃に壱本あった。そして帰りのバスが壱時間に壱本あることに驚く。
 こちらでお世話になるつもりで説明を聞きにきたのだと伝えると、夕刻になり受け入れ日が決まった連絡が入る。

 家では、先々電動ベッドや車椅子などをレンタルすることと訪問介護も頭に入れ、壱階の半分を母が使う部屋に充て過ごしていた。
 いずれ車椅子で生活するためにと、壱度目の改装時で母が選んだ車椅子用の床板に座り、母の汚した寝間着やタオルを洗濯するのもあと壱、弐回のことだろうと想った。それとも想像を超え、壱度戻ってくるだろうか、などと。
 母のこれからに自分にも幸い金銭的にも負担はなく、頻繁に会えないことだけが少しの気掛かり。

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