捨てる神あれば拾う神あり
2025, May 28
キャンディー入れにでもするような佰圓均一店の入れ物を幾つか購入し、米を保存するのに使っていた。今日最後のひとつが、空になってしまった。
米は今まであちこちから戴き、滅多なことで購入したことがなかった。
空になった入れ物に、亡くなった伯父を思い出す。不作なら他所まで回せないし、高額になるなら全て売りたくなるだろう。けれど、こんなときも、と想う状況のときも変わらず接してくれた伯父に、母ばかりかあたしも救われていた。
母に、他人を当てにしないの、と幾度かたしなめているが、米がひと粒も無くなったなどとまさか想ってないだろう。
夜になり配送会社からメールが届いた。荷物(米)の届けがあると云う。口をついたのは、捨てる神あれば拾う神あり、だった。想わぬ人の想わぬ親切が嬉しかった。
住所が変わったことを知らせてなく、慌てて配送会社の方に日にちの変更と一緒に住所変更を届けたが、無事届くか、其れが心配。