日当たりのいい部屋
2024, Mar 14
母の家の弐階部分は物置にしようと考えている。だいたいは書類になってしまうだろうか。それと季節もの。いずれにせよ軽いものにしておこう。元々押し入れに戸は入れてなく、好きな色に塗り棚を拵え物を並べるに都合がいい。
弐階はひとつの大きな部屋になっている。階段を上がった先に扉もついていない。風通しと日当たりのいい部屋。其処に椅子をひとつ置こう。それからお茶を飲むのに小さな卓も置こう。ブランケットに文庫本にアスパラガス・プルモーサス・ナナスの鉢植えに、毛絲も此処に。日向ぼっこにお昼寝、裁縫をしたりミニトランペットの練習を再開したりするのもいいだろうか。
ばくばく夢を食べる。育てるだけ育てる。誰にも侵されない、誰も侵さない世界。今までもそうしてきたように部屋を作り上げる。無暗に人は招かない。
ときどき部屋を抜け出し歩く川沿いの道で、誰かに逢ったなら少し話をしよう。それで言葉が通じたなら部屋で起こったことも話してみよう。辺りにすかんぽが群生する或の草の匂いのする風通しと日当たりのいい道で。