例えば秘密のノートに記すように。

cancion-de-la-abeja(みつばちのささやき)          

忍者ブログ

オクトーバー・ムーン


 拾月。連想するのは真珠のイヤリング。
 そして肆日。連想するのは、ジャニス・ジョプリン、蘭丸、渋谷公会堂、新たな日々。

 過去に胸に留まったものは、今日も生きている。新たに足されていくものと混じりあい自身の支えになろうとするので、仕方ないなあと椅子から立ち上がる。
 今日からまた新たな日々。パンク修理に出した自転車を受け取りに行く。

拍手

      郵便箱

七七日忌


 晴れていると泣くなあ。晴れていると空が見られなくなってしまうなあ。
 雲ひとつない青空がずっと苦手。

拍手

      郵便箱

好物


 酒のつまみにもなるし数日もつしと想いチャーシューをこしらえきゃべつの千切りも詰め、ついでに珈琲を淹れボトルにあけ、差し入れにする。チャーシューが好物とは知らず、大好きと言うので想わず笑ってしまう。
 好物を口にすると、其の瞬間だけでもちょっと元気になれる。
 夕食をご馳走になり、その後アイスクリイムまで出してくれたので悦んでいると、もう壱本買ってあると言われたが、腹くちく遠慮する。あたしがアイスクリイムを好きなことはすっかりばれていて、弐本喰うと想ったらしい。普段弐本食べることはよくあるけれど、そう云うときは食事はアイスクリイムだけ。
 壱日頑張って弐日萎れて持ち直す日々。アイスクリイムが欠くことのない冷蔵庫。

拍手

      郵便箱

古いテレビドラマや映画に


 古いテレビドラマや映画を観ては、どんな男性や女性に焦がれていたかを想い、拾代の頃から変わらずにいる自分に笑う。
 形式や習慣に囚われない人の傍にいると安らぐ。あれは話の中だけ、と考えたことはなく、同じような生き方をすれば損をすると知っても、惹かれるものは変えられない。

拍手

      郵便箱

軌跡


 棚の掃除をしていてふと思い出したが、すぐにみつけられなかった。無意識の内に其の嫌なものを封筒に入れ見えなくしてしまったらしい。其れをだいじなものが入っている封筒に移す。其れを手前に。そして、すぐにわかるように封筒は壱番左に置いた。
 其れもあたしの軌跡。どんなに忌まわしいと想っても欠けては成立しない。無駄にはしない。

拍手

      郵便箱