例えば秘密のノートに記すように。

cancion-de-la-abeja(みつばちのささやき)          

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考えていたら


 いつまで経っても迅速に頭が巡ることはない。
 考えていたら、少しづつ見えてきた。

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昨夜は


 昨夜はそこそこ眠れた。今朝は北側のシャッターを上げた。ご飯も炊いた。
 安らかに。安らかに。唱えるように想う。安らかに。

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お助け


 誤魔化す者は同じやり方しかしない。
 経験の少ない拾代廿代の若い人や判断力の衰えてきた高齢者にはそれで通せるのかもしれないが、普通は無理だと想って欲しい。
 行動も受け答えも通り一遍、言いわけもハンコを押したようで説明になっていない。

 商売なんで、と言われ、遊ぶには丁度いい獲物がやってきたと想った。持っていくと言い彼が下に置いた布団を戻してきたのを見るや否や、此処数日の疲れの餌食になってもらおうと決めた。
 騙す者は自分が騙される側になるとは想いもしないのだろうか。餌食にしようとする者は自分が餌食にされる側だとは考えもしないのだろうか。

 おたすけ堂と印刷された用紙を手に、また来ないかなと想う。
 いい感じで糞ばばあになってきている自分に、次はどんなお助けが似合うだろう。

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竜胆


 今朝、西瓜が届く。
 壱昨日から持っていってと言われていたのに、昨日の帰り他の車で送ってもらうことになり冷蔵庫にそのままになってしまった。

 わざわざ届けられた西瓜はあまく、水分をたっぷり含んでいた。今日は午前中から蒸し暑く、ちょっと咽を湿らす為口に入れた筈が、昼ご飯になり腹を満たす。
 足元には花瓶に活けた真っ青な竜胆が、空まで手を伸ばしていた。

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天候


 起きて居間で水を飲んでいると、陸時過ぎに彼が弐階から降りてきた。昨晩は肆時間くらい眠れた、〇〇姉ちゃんが、・・・言ってくれたから少し落ち着いた、と話す。

 滞りなく終わった葬儀。
 納骨の為墓に向かおうと葬儀式場を出ると、外は烈しい雨が降っていた。
 待合室にいたのは丗分ほどだったろうか。雨が上がった道路のあちらこちらに水溜りができていた。水溜りを潜水するように走る車に、其の都度声が漏れる。

 どうしようもない気持ちに並行するように変わる空の色。
 肌が白いね。何年も言われていない言葉。此の夏もあたしの腕や顔は真っ黒になった。

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