薬を替え具合を悪そうにしていた家族だったけれど、参日経ちとうとう痛みに堪えきれなくなった。連休中も処方箋を出してくれると云うことで、ひとりで大丈夫と言い残し家族は森のある町へ飛んで行った。

　ひとりで薄暗い台所の卓につく。冷蔵庫に入れた水がおいしくなった。
　普段通りの暮らしから今は少し離れてしまっているものの、連休中に自宅でぼんやりと過ごしているなんて、なんて素敵と想ってしまう。移動は疲れる。
　参箇月も前に届いたともだちの手紙を読み返す。読み返す都度倖せな気持ちにさせられる。実際は違うのかもしれないけれど、同じような感触同じような気持ちになれるていると感じると人は穏やかになれるのだろう。結局そう云うともだちが自分に残った。返事はまだ出していない。急いて粗い気持ちを返したくなくて。
　時間の使い方と気持ちをもう少し整理しないと。暮らしのノートをちゃんと作ろう。
　今日は下着もつけずに割烹着を着たのに、これでも駄目らしい。伍月、暑さと闘う（笑）。昨日のことが全て役立つわけではなく、今日もまた新たに足していく。