鮮やかな色の花々に
2025, May 09
ゼラニュームはこれまで見たことがないほど沢山花を咲かせている。アマリリスが莟をつけたとき、あなたが毎日水やりしたから、と母は言っていたけれど、拾年枯らさなかったと云うのも素晴らしいと想う(枯らした花も沢山あるものの)。
父の傍に活けたアマリリスは終わりそうで終わらない。とうとう彼の前に置いた花瓶にもアマリリスを活け、玄関の入り口を飾るアマリリスはひとつになった。尤もひとつでも華やかなのに加え、その手前にはゼラニュームが咲き誇っているので淋しいどころかとても賑やかだ。
自分なら決して選ぶことないであろう鮮やかではっきりした色の花々になぐさめられ、今日もあたしは家を出て花々に眼をやり、帰宅し同じようにして家に入った。