炬燵を机に替えたら周りに置いてあるものを少し変えたくなった。絶えずそんなふうなことをしている気がしないでもないけれど、ひとつ違えると云うことはそう云うことなのかもしれない。
　高さが気になったり手を伸ばしたときの感じが気になったり、均衡が悪いと感じてしまう。
　どうせならストリート・スライダーズのＢＯＸ仕様のジャケットを飾って綺麗に見えるのがいいな、と想い今日は手を付けるのをやめにする。

　机の上に置いたのは、ノートパソコンの他にペンが入った小さな如雨露と鳩のカード立て。夏までにはコースターも置くことになるだろう。
　引き出しのない組み立て式の簡素な机の脚から脚へ板を通し、ちょっとした物を置いてもいいだろうか。

　椅子に座り考えたり、椅子から立ち上がり考えたことを試したり、・・・をあと何度繰り返すことだろう。
　窓の向こうから飛行機の音が届く。線路沿いの道でも川沿いの道でも、夏は遠くまで行きたくなることを思い出す。