日常を
2020, Jun 09
アベノマスクが届いた。小さいと聞いていたこともあり相当酷い品を想像していたら、普通のガーゼのマスクだった。大きさも眼の下から顎まできちんと隠れ問題無い。(煮沸消毒は欠かせないだろうけれど。)それにしてもあたしの住む県で今にして届いたのだから配布終了となるまであと何箇月掛かるのだろう。
最近手にまた傷をこさえてしまった。玄関で滑り、右手の薬指と小指を擦ったくらいで済んだものの、お尻を下ろされてしまったブーゲンビリアは枝を弐本落とすことになった。ごめんなさいと何度も頭を下げブーゲンビリアをみると、彼女は怒ってないように見えた。とてもやさしい子に感じられる植物だと想う。どうか花が咲いてくれますよう・・・。
昨日は昨日で起きると鼻水が止まらなくなっていた。体温は卅漆度参分あり、家族に感染したねと言われた。なのに全く慌てる気になれず、体調が悪い時は飲む気になれない珈琲も平気で飲めたし、感染したねと言ったのに家族は風邪薬を飲むように勧め夜はあたしが作った御飯を食べていた。咳ぜんそくに移行しないことを願う。
ポジティブもネガティブも嫌い。そんな言葉を耳にする都度疲れてしまう。人はそんなに簡単に感動するものでないと、オリンピック閉会の日にヒロシマやナガサキをなかったことにと想うのは勘ぐり過ぎだろうか、とラジオ番組で耳にしたものがあたしを照らしていた。
日常を再築しなければ。最近書いた日記を読み返し、随分文が走っていることに驚いている。知らず知らずのうち緊張しているらしい。躯の方は正直で、さわっただけで腕が痛むまでになっていた。出口や答の見えないものが何だと言うのだろう。村上龍の「歌うクジラ」をぱらぱら開く頃、花火をあげる映像がニュースで流れ始めた。