廿窓
2024, May 29
建具屋でなく、やって来たのは改築の担当者だった。朝から昼過ぎまで時間を掛け、ひとりで廿窓を設置してくれた。
窓なら自分たちも行うと言うが、築数拾年の、然も間に柱もない肆枚の窓に取り付けるのは苦労しただろう。ぎりぎりだったので開閉が少し重く感じるかもしれません、と言われた。が、軽くもなく重くもない。隙間は全くなく感心する。
新たに窓を設置しただけで、部屋の印象はがらりと変わった。出窓の為、間に出窓分の隙間があり、其れが好印象を与える。助成金が付き防犯と冬の部屋の温かさが違ってくると云うので廿窓を選んだのだけれど、見た目は頭になく、結果悦びは大きかった。早くも窓に何を飾ろうか、そんなことを眠るまで考えた。
明日、父の机をきれいにしよう。