例えば秘密のノートに記すように。

cancion-de-la-abeja(みつばちのささやき)          

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アフリカン・サン


 アフリカ音楽。ユッスー・ンドゥールのCDは残すことで決定している。躓いたのはダラー・ブランド。どうしても歌声が思い出せなかった。其れもその筈、ジャズピアニストだった。危うく売ってしまう方に廻してしまうところだった。
 あ、此の演奏好き。そう云う曲ばかり。全く演奏で音楽を聴く耳をしている。旋律で聴く耳を持っていない。こう云うところでも偏っているのだろうなと想うけれど、どうしようもない。

 彼は色々なジャンルの音楽を聴いていた。ブルーズとパンクはあたしが好んで買っていたものだけれど。
 積み上げたCDに想う。チャリー・パーカーは彼が持っていたものを聴いて好きになったことや、ドクター・ジョンやユッスー・ンドゥールのライブに連れて行って貰ったことや、デヴィッド・バーン(トーキング・ヘッズ)の映画を一緒に愉しんだこと。知らないことを知ることは、なんて愉しいことなんだろう。例え其れが辛いことであっても、知らないより知る方を選びたいとあたしが想うようになったのは、彼と一緒に過ごした時間があったからだと想っている。

 いつだったかあたしが、死ぬ前にオーロラを観に行きたい。ラップランドに行きたい、それから・・・、と言うと彼は唖然としていた。だったら、死にに行くなら可能じゃない?と訊くと、はあぁと気の抜けた答が返ってきた。
 大概の無茶は聞いてくれる人だったので、諦めずに声を掛ける。機会があったら行こうね。(飛行機も船も嫌だから拒否すると言っている奴がどうやって・・・、とまた彼は困った顔をするのだろうか。)

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