ごちそうさま
2025, Feb 08
おやつに戴いだ小麦まんじゅうを温めた。保温中の炊飯器に入れただけ。
夕食も戴いだものを使いこしらえる。大根のお味噌汁にきゃべつ炒めにとろろ掛け御飯。米もきゃべつも使い切り、ぽんと手を合わせる。これだけでも倖せな気持ちになる。与える者の気持ちを想像すると目眩さえしてしまう。
眼の前の損得で物事を考えるのは幼い行為に見えていた。それがしだいに愚かに見え、哀れに見え、今では見えなくなってきている。良くも悪くも興味ないものがどうでもよくなってしまう自分。
夕食を食べ終え、ごちそうさまとまた手を合わせると躯が温かくなってきた。