例えば秘密のノートに記すように。

cancion-de-la-abeja(みつばちのささやき)          

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積雪


 遅く起きた朝。屋根に雪が積もっていた。昨日夜になり降ってきた雪は、雨にならなかったらしい。何度も教えたのに、と彼の声が聞こえる。
 あれからもそう変わりない日常。

 編み終えた前身頃と後ろ身頃。合わせながら、このまま仕上げようかセーターにしようかと考える。
 正月だと言うのに、普段となんら変わりない生活。

 陽が昇り、勢いよく流れ始めた水の音。溶けていく雪。屋根の上は白椿を散らしたような状態に変わっていく。
 あたしが絶えても続いていく世界が、違和感のない真っ直ぐなものでありますよう。其れが特別なことでなく普通のこととして存在しますよう。

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