梅雨明け
2025, Jul 19
茄子の塩もみ、冷や奴、胡瓜の酢漬け、人参のラぺ、細かく切って冷凍したトマト。其れを炊きあがったばかりの五穀米ご飯に添えた夕食。肉も魚もないけれど、昼は昨日の残りの蒸し鶏を食べた。
台所で持ってきた扇風機が廻る。以前は和室で使っていた。頭痛を起こさない風の強さ。
箱にしまったままだった扇風機も今日出して自室に置いた。
此れも風が強過ぎることはない。最初あたしが此れが欲しいと言うと、値段の問題で却下されたが、間もなく、其れも突然台所に置かれていた。
納得いくくらいに値が下がったんだよ、はい、〇〇ちゃんに。彼はそう言ったけれど、専ら使っていたのは彼だった。
参年振りに出した扇風機はリモコンの電池が切れていた。
梔子はみつからないまま梅雨が明けた。
今年も暑いって、と言うと、それだけで泣けてきた。