転倒
2025, Feb 28
買い物がてらの散歩の途中だった。櫻の樹木に気をとられ過ぎて、足元の段差に気付かずに、コンクリートの上で転んでしまった。スキニーパンツの膝の擦り切れが派手に転んだことを教えていた。
右手の小指の参箇所に滲んだ血の部分以上に膝が痛む。打った痛みではなさそうでよかったと想うものの、傷の様子がわからず気が気でなかった。
帰宅し傷を確かめると、医者に行くほどの深い傷ではないが、両膝全体に血が滲んでいる。子供の頃でさえこんな大きな擦り傷をこしらえたことはなく苦笑するしかなかった。
穿いていたスキニーパンツには尻に漂白剤の痕がある。掃除の最中つけてしまったものだけれど、此の町では出掛ける際にも何の問題もない。此の冬穿き倒して処分しようと想っていたものだった。たぶん明日も穿いてしまうと想う。
さて明日から注意しよう、と想ったのでなく、明日はもっとおおらかになっているといい、と想ったことにくすっと笑う。