椿
2025, Mar 27
アカシアでもはいっていたらと想い地元の野菜が売られている店を覘くと、椿とこぶしの枝が入ったバケツをみつけた。ひと束佰拾圓。
帰宅しエルダーフラワーとカモミールの入ったお茶を淹れる。藍色した設樂焼の花瓶に赤い椿は良く似合う。菜の花と一緒にしたらそれはそれは華やかになった。
やっと彼に家で折ったような花を見せることができた。夕餉は買ってきた大根とブロッコリーを使ったおかずの予定。彼にも出してみよう。
胡桃のベンチに深く座り脚をぶらぶらさせ、デイサービスで桃祭りに連れていかれた母を待つ。父の傍に置いた花瓶にも椿とこぶしを活けた。
春がやさしい。