昼寝
2025, Mar 19
ふとした瞬間に、彼と見ていた新緑に包まれた森の姿や足元まで水が寄せる湖や黄金色が拡がる麦畑の光景が次々浮かぶ。
まるでテレンス・マリックの映画の画のようで、「天国の日々」と口にする。
昨日から鼻水が垂れるのは、母から風邪がうつったのか鼻炎のせいなのか、さっきも泣いてしまったからなのか、判らない。
判断がつかないときは、全てが重なりそうなったと想えばいい。
疲れているのか、そのうち躯をまるめ其の中に顔を埋め猫のように眠ってしまう。時刻は正午を過ぎたばかり。
弐階に呼んではないけれど、亀の手か彼の声で起こされることを想い。