例えば秘密のノートに記すように。

       cancion-de-la-abeja(みつばちのささやき)          

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新しい雑記帳


 文庫本サイズの方眼罫の雑記帳がみつかり弐冊購入する。昨日まで使っていた雑記帳はペンが滑り過ぎて使い辛かった。今度はどうだろう、と壱冊取り書き込んでみると書きやすかった。弐冊ともそうであることを願う。
 つるつるとした用紙は苦手だ。インキを使い絵を描くときも、ケント紙等を渡されると苦労した。ペン先が本当にほんの少し引っ掛かるような、ざらざらした感触の紙を好む。未晒しクラフトで方眼罫が入った文庫本サイズの雑記帳があれば、拾冊でも廿冊でも購入を決めてしまうかもしれない。

 随分直したと言えペンの握り方がおかしいし、筆圧は弱いし、見事な癖字の所謂悪筆だけれど、紙に書く贅沢を死ぬまで続けられたらいい。
 新しい雑記帳は書き辛くないだろうかと云う少しの心配と、これから起こる出来事に逸る気持ちを運んでくる。ひとつひとつ記していくとか、ひとつひとつ足していくとか増やしていくとか、ひとつひとつ汚していくと云ったことが自分はたいそう好きなのだと想う。
 そろそろ萬年筆にインキを入れようか。白い用紙にブルーブラックの色を壱行壱行乗せていくのもいいだろうか。

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