例えば秘密のノートに記すように。

cancion-de-la-abeja(みつばちのささやき)          

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とろろ御飯


 アップルパイをこしらえおやつにした。夕食は母の友人に戴いた米を炊き、同じく戴いた大根の葉を半分刻んで塩を揉み残り半分はお味噌汁の具にし、山芋は半分すりおろし半分は海苔で捲き油で揚げた。
 魚も肉もないけれど、何だか贅沢な夕食になったと想う。おやつがアップルパイだっただけにお腹もいっぱいになった。

 山芋って皮を剝かなくてもよかったんだね、と彼に揚げた山芋を差し出す。日本酒に合うと、今晩はお燗にして、と言いそうだなと想う。
 料理は苦手でも彼は文句を言わなかった。麺を茹でる都度、上手、と言うので、誰でもできるよ、と返すと首を傾げていた。
 おとついいとこに、ねえちゃんが作ったほうれん草のパスタがおいしかった、と言われたことを思い出す。殆どにいちゃんに喰われちゃって、と口を歪める。また食べたいのかもしれないが、彼の方が料理が上手なのに。

 いつもいつもあたしが作るのは簡単な料理に献立。それでも倖せになるからごはんて素敵。

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