ぐだぐだ
2024, Apr 01
カーネイションはきれいな白色と花の形を保っていた。壱輪だけでなく花束ごと水に挿して飾ってもよかったかもしれない。
家を数日離れることに抵抗はあるが、ひとりでいると気持ちが沈むのかおかしなことを考えてしまう。夜は眠れなくなる。用事がある方がいいのかもしれない。
昨日届いた文を今日の夜まで放っておいた。相手の気持ちが解らず、返信はせず連絡先を棄てた。
「姻族関係終了」と記されたものはそれほど軽いものでない。善人そうに親切そうにふるまう言動と裏腹、残酷とさえ想えた違和感を生涯忘れることはないだろう。
今日ふと母が話したことは悲しかった。
老齢になった女性に、していないことも全て痴呆のせいにされ自分がしたことにされてしまう、と聞かされたことがあると言う。悔しさは忘れられない、と女性は話していたと言う。
なんだかふるえてしまう。
電気ポットからお湯が出てこない。薬缶で沸かすのもすきだけれど、茶色がかった灰の色味が気に入っていたので少しがっかりする。確か捌年以上使っている。壊れる時期なのだろうか。
ぐたぐたしていても仕方ない。明日は当選した国産にんじんのドレッシングとやらを貰いに行こう。