いつか
2025, Jan 20
工夫を重ねてみるものの、以前使用していた洗濯機ラックが設置できず処分を決める。それに拾年使用しても気に入った物にはならなかった。
浴槽もトイレも掃除したことのない母の道具は、どれも汚れが付着していたり錆付いていたりして使い辛い。無ければ無いでどうにでもなるのが持ち家の良いところだろうか。
此の家を住処と想えるまでどれくらい要するだろうか。いとおしく感じられるようになるのはいつの日だろう。壱日に壱日たいしたこともできず、することは隅から隅まで全部で、計算もできず見当もつかずにいるが、やりがいがあるとも言える。
いつか、と想う傍らで亀が何事もないように歩き廻っていた。