雨の降る寒い日に
2025, Nov 10
朝から降り続く雨。夏が去ってから掃除以外で初めてエアコンを作動させる。
そうして躯を温め、被りのワンピースの下にタートルセーターを着て母に逢いに行ったものの、バスの時間を気にし靴はいつもの布靴な為足は濡れてしまった。
来たよお、と声を掛けると、(自分は)大丈夫、と返す母。寫眞を見せながら菊が咲いたことを伝えると、素敵といい表情を浮かべる。靴の中は気になるけれどよかったと想っていると、(時間があるうちに)ご飯を食べちゃいなさいと心配され、他人の心配はしなくていいの、人間自分のことを頑張ればいいの、と咄嗟に言葉が出た自身に自身で驚く。
意識は搾取する人間をかなり深くまで刻んだのだろう。光が美しければ影も美しく、けれど光が人を何処までも照らすものであれば闇は何処までも虚偽と強欲を人にまとわせる。善も悪も少なからずひとりの人間の内に存在するものだろうに、均衡を忘れてしまった人たちがいる。
搾取ばかり考えている人間も損得しかない人間も虚偽を働く人間も・・・、他人と比較して自身をみているからではないか、結局自身の軸を持たないからではないか、などと帰宅するバスの中でうつらうつらしつつ想う。
家に着き靴の裏を見ると底がぼろぼろになっていた。劣化するときは破滅でもするかのようで苦笑する。