アカシアのリース
2026, Mar 16
まるめた枝が乾いてしっかりしたので隙間に短い枝を挿していくと、無骨ながらアカシアのリースができあがった。玄関のベンチを置いた辺りの壁に掛けると、以前住んでいた家の玄関の雰囲気と重なった。
以前は玄関に乾燥花だの人形だの硝子製の小さな置き物だのとたくさん並べていたけれど、彼も何も言わず、それどころか意外な客人に褒められたりしたものだから、此処に越すまで何年もそのまま過ごすことになった。
此処で新たに此のリースから玄関を整えていこうと想う。
リースにはもう少し花を足し華やかにしてみようか。けれどリボンを付けたり他の花を足すことはないだろう。どんなに美しくとも自身だったり彼だったりが感じなければ要らない。
日々自身を削ったり足したり。部屋も暮らしも同じ。そこにあるのはそこで日々を過ごす者の呼吸。