眠気の残る中で
2025, Jan 16
眠くなるのは雑煮のせいだったのだろうか。
年が明け参箇日毎日昼寝をせずにいられないのは、石油ストーブに因るものだとばかり想っていた。 彼も参箇日は眠そうで昼食をとることなく過ごしていた。
今朝は石油ストーブのない家で雑煮をこしらえ食べたのに、急に眠気に襲われ動けなくなってしまった。
気が付くと、丁度目覚めた彼の隣であたしは布団をあげていた。ふたりで炬燵を無くした話をしている。××ちゃんが無くしちゃうからと言われ、無くさない方が良かったと彼は想っているのだろうかと想いつつ、部屋が違うことに気付いた。以前住んでいた部屋のひとつ前のアパートの部屋だった。
此処に戻ってどうするのだろう。此処ではないと彼に教えている間に夢から覚めた。
今の場所で暮らすことに抵抗を感じているのは誰より自分なのに・・・。