無抵抗
2025, Jun 18
陽が照っている。暑い。しゃがんで腕を伸ばし草をむしる。弐週間も経つとおそろしく草は背が高くなっている。
額から滴り落ちる汗。冷まして冷蔵庫に入れた水も、もはや冷たさを感じない。氷を入れ飲み干すと、躯は床と平行になった。
今年はまだ体温がそれほど上がってなく、晴天の日も動き廻って大丈夫だと想っていた。
夕食に蒸したオクラとトマト。デザートにバニラのアイスクリイム。ご飯が食べられない。
扇風機の警戒の文字が赤く染まっていたので、入浴前に窓を閉めエアコンをつける。大抵はおまかせの快適自動。除湿運転してくれているのか冷房運転してくれているのかわからないけれど、冷えたほどでもない部屋が眠気を誘う。
躯が・・・、落ちていく、と想ったとき今年も夏バテが始まったと知った。