忘れていたこと
2025, Jun 24
今にも降り出しそうな黒い空。落ちてきそうでいて、雨のかすかな匂いだけがしている。部屋はうす暗い。
何もこんな日にと他人は想うのだろうが、自分には最適な窓掃除の日。風が運ぶ土埃がサッシのレエルに溜まってきていた。
さっと拭いて終わらせようと想っていたのに、始めると全部綺麗にしたくなってしまう。
昨日ぼーっとなってしまったのは何だったのだろう。
買い物に行き、チョコレイトがコーティングされたアイスクリイムも買ってきて食べたところ、元気になった。チョコレイトを口にするのは肆箇月ぶりだった。
亀に好きと言いみつめあい、カエルの人形に好きと言い抱き合う。毎日の他愛ない繰り返し事。
今日もありがとうと彼に言い線香をあげる。昨日は言わなかったと想う。
(昨日)夏至(だったこと)にやっと気付いた。