取り敢えず
2025, Mar 10
窓の下の部分についているのは下枠と言うのだろうか。太さ捌センチばかりの板に紙ヤスリを掛けていく。弐階の窓は全部で陸つ。綺麗にするまで壱週間見ればよいだろうか。
表面がざらざらしているのがずっと気になっていた。玄関の上がり口に弐段になってついている板もざらざらで、仕方なくマットを置いている。ヤスリを掛けただけで滑らかになるなら、初めからそうしてと想うのだが・・・。
壱度目の改装時に床を上げたとき、母が塞いで欲しいと言った扉を勝手口があった方がいいと塞がず手前に段をつけて処理されたが、慣れない頃夜中にあたしは其処に落ちた。それとトイレの位置とで支払いのとき大工と揉めたのだと想っていたが、縁側の板の処理など見ると細かい部分で母が気に入らなかったことがよくわかる。
結局勝手口は壱度も使われることなく弐度目の改装で塞がれ、台所に新たに勝手口をつけてもらったが、或る程度の広さがあるので使いやすく不満はない。
取り敢えずはあくまで取り敢えずでしかなく、再度考えることがなければ初めから取り敢えずなんてものは要らない。
右手の怪我がまだ治ってないのだけれど、と言いながら自分なりにあちこち此の家を直している。古くなったのなら仕様がないがそうでない部分もあり、少しだけ腹を立てながら。