刹那
2024, May 07
キャンディッド寫眞ばかりだと笑う。声を掛けて寫眞を撮ることを好まない。肖像権を考えると好ましくない行為なのだろうが、其れを許してくれる人たちと過ごす時間は愉しい。
色彩がついている寫眞もいいけれど、キャンディッド寫眞の場合白黒の画にした方がより其の場の空気や人物の魅力が感じられる気がする。
寫眞は自分にとり瞬間を留める行為。手足の表情、質感、人と人との関係性、時代、・・・。
下手だろうとカメラを抱えてきてよかった、と想う。
新たに肆佰枚買ってきた用紙は、早くも残り僅かになった。選んで印刷しているのに全く足りなかった。
長いのか短いのか、時間の長さは未だに測れない。いとおしくなる気持ちが其処にあるばかり。