夜中に起き出して
2024, Aug 30
午后伍時雨が烈しい振りになる。雨音こそ異常とも感じられる大きな音をたて続けていたが、道路が冠水するほどでなく風呂に入り布団に横になる。しだいに防災速報の通知の間隔が狭まってくると河川の氾濫警報が出され、或の川はいつもと想っているとすぐ其処の川も警報が出されていた。
何年も前の颱風で隣町が浸水したことがあったが、当時あたしは弐階に住んでいたこともあり、昼時だったことと低血圧の酷さに壱番悩んでいた時期でもあったので、颱風の最中に眠ってしまった。
テレビのニュースで知った友人たちから心配する連絡が入り、正直に寝ていたと応えたところ、以来何があっても連絡は来なくなった。
以来、まあ大丈夫だとは想うが何かあったら手伝おう、と云うくらいのつきあいが居心地がいいと想うようになった。
全く気に掛けないのはもはや友人の関係でなくなっているが、過剰に心配されるのも辛い。大丈夫かと訊かれれば、大丈夫の言葉しか口から出てこない。
大丈夫、と言ったあとで結局皆の前から姿を消してしまった顔を思い出す。そう、あれは自分。
祈るように雨音を聞いている。