布団の中を覗いても
2026, Feb 01
何度も何度も想ってしまうのは仕方のないことだろう。
布団の中へ猫が入っていく。透けた躯が旅立った者なことを教えている。ちょっと大きな猫。薄く茶色がかった毛並み。あのこかもしれないと想う。
小さな子供だった自分にとりあのこはともだちであり姉でもあった。ごめんねとありがとうの想い。
今でも心配してついていてくれるのだろうか。口を突いて出るのはごめんね。・・・とありがとう。
布団の中を覗いても猫の姿はなかった。手を入れても感触は得られなかった。束の間のできごと。幻を見ていたのだろうか。ただ布団の中は妙に温かく、不思議だと想うばかり。