袢纏
2026, Jan 31
其れが手縫いで中身が綿だと判ったとき、傷んだ其れを直そうと想った。
尻まで隠れる長さの袢纏はいったいいつ誰がこしらえたのだろう。
子供の頃、母方の祖母がこしらえたものを着ていたのを憶えている。弐度こしらえてもらった憶えがあるので、実際は其れ以上だったろう。
祖母がこしらえたものにしては縫い目がお粗末だが、母が直したのかもしれない。それとも伯母のおさがりなのだろうか。
布を何処で調達しようか。自分にできるだろうか。してみようかと云うことを新たにみつけ逸る胸。明日なんてもういいと想ったり、明日はパンを買いに行こうと想ったり、たぶんプラスとマイナスの境界上にあたしは今いてたくさんのことは・・・、そんなこともと言われるようなこともできないけれど、後退もしていない筈。
椅子から立ち上がり長い息を吐き大きく息を吸う。昨日町役場に行った際、令和7年と書いてきてしまったことを思い出し。