互いに
2026, Jun 15
大判のバスタオルが肆枚。値札がついたままのものが壱枚、母が使ったかどうか定かでないものが参枚。自分には大き過ぎるものは使い辛いのに、と溜息を吐くも、いとこはあたし以上に母が使ったものを気にせず使うことを思い出し肆枚とも袋に入れる。そんな関係だから度々見舞いに来てくれるのだろう。
自分といとこふたりとなら多過ぎることもないだろうと、餅を切りこしらえずっとそのままにしていたあられを揚げる。夫も父も此れが好きだった。ついでに玉葱をリング揚げにする。其れを保存容器に入れ、タオルを入れた袋と一緒に客間の卓に置きいとこを待った。
ひとりでは気が乗らないことも、ひとりふたりと想うと動き出す。
適切な距離感とあっさりしたつきあい。親密である必要はない。礼節を軽んじることがなければいいのだと想う。大切なのは、互いの考えが一致してしていることだけれど。