親切を受け
2025, Jan 27
母が溜め込んでいた段ボールと引っ越しの際に出た段ボールとが壱遍に無くなった。無くすことができたのは、前の家に住む人のお蔭だった。
道路からよく見えるほど積まれた段ボールを気に掛け、回収に廻っているトラックに自分の家でも出すから一緒にと声を掛けてくだすったばかりでなく、自宅の駐車場にトラックが入って来るからと其処まで段ボールを運んでくだすった。
親切とお節介の違いは、先ずは他人の気持ちになることができるかどうかと云うことであり、更に最後まで手助けとなっていたか中途半端ではなかったかを考えられるかどうかだろうか。
一緒に運んだ段ボールの最後の束を置き終え深々と頭を下げると、自分まできれいになったような気になった。