七夕に
2024, Jul 08
今日は七夕だったと夜になって知り、あれから壱年しか経っていないことに気付く。
前日看護師さんに短冊を弐枚渡され、亀の絵も描いてね、と言われたことをはっきり覚えている。
猫の絵が付いたコップに、うさぎの画が付いたファイルに、整理用に置いたお菓子の缶に、・・・。此の部屋に来ると癒されると看護師さんは言って、洗剤やシャンプーの詰め替え容器にあたしが描いた亀の絵も気に入ってくれたけれど、可愛らしいものを好むのは彼の方だった。ふふっと笑うと、遠くなっていた時間は近くにやってきた。今度は壱年も経ったんだと想ってしまった。
日の出も夕焼けも星も月も見ない日が続いている。
・・・・・・・・・・。
ちょっと言葉が出てこない。