ひねもすのたり哉
2025, Feb 24
夕刻玄関先の軒下に置いた亀たちを迎えに行き声をあげた。大きな亀の方の水槽が汚れている。秋以来眼にする亀のうんちに驚いて、うんちうんち其れうんちでしょううんち・・・、と何遍も口にしてしまい慌てて口に手を当てる。それからゆっくりと彼を探す。
立派なうんちだねぇ、春(はすぐそこ)だねぇ、よかったねぇ。嬉しそうな彼の声を聞く。
特に大きい方の亀ときたら心配したのにあれから目をぱちりと開けている。春の海でなく、いつしか亀たちに想うようになった。(弥生の声を聞き)ひねもすのたり哉。寒波も忘れてしまう。