例えば秘密のノートに記すように。

cancion-de-la-abeja(みつばちのささやき)          

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事情


 再起動や復元をしてもパソコンが元に戻らない。アイフォンで調べすることはわかったが、混乱が始まったのか手が震えなかなか先に進めない。たぶん血圧も上がっている。こんなときは先に落ち着くことだ。それがわかっただけでも、と自身に言い聞かせる。
 参日もパソコンにさわらなければ落ち着く筈。誰も知らないあたしの事情。誰かも考慮してくれだのと言わず自身の事情と戦っているだろう。其のやさしい世界に身を置いていたい。
 気付くと机で眠っていた。いちいち処理が追い付かず疲れてしまう脳に苦笑する。

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帰路


 平日の帰りのバスは壱時間近く待つことになるが、風のある日は自転車に乗れず今日はバスで病院へ向かう。
 帰りのバスは拾漆時。乗車し窓を覗くと地平線が真っ赤に染まっていた。降車し橋を上っていくと左手に富士山が大きな姿で現れる。空気が澄んでいるのだろう。右手にはすぐにも完全な円となりそうな月が昇っていた。

 彼の面会帰りと母の面会帰りはだいぶ異なる。
 彼の面会帰りと同じように冬は暗い道を泣きながら歩くと想っていたのに全くそんなことはなく、一緒に来た(と想っている)カエルの人形と彼と普段と変わりなく歩く。然も途切れることのない会話。

 心許ない気持ちとそうでない気持ちは、どうやら彼が傍にいることを意識することで分かれるらしい。
 川に映る月をみつけ声をあげる。耳に届いたのは余裕だった。

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覗いてくださる方がいらしたら

パソコンがおかしくなりました。
わたしのことなので、復旧するまで数日かかるかと。

それにしても急に寒くなりました。
ご自愛ください。

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がんもどき


 食料量販店に置かれていた見るからにおいしそうながんもどきは、町の豆腐屋さんのがんもどきだった。小鍋が欲しいなと想いながら、其れを小振りのフライパンで煮た。冷凍しておいたピーマンも加えた。
 がんもどきとごはんとお味噌汁の昼食。がんもどきを半分食べてしまい、ごはんを半分残すことになった。

 曇り空の寒い壱日。暖房しますます乾いてしまった部屋。加湿器が追い付かず、昨日洗濯して乾かなかったものをあちこちに下げている。煮物もしたので幾らか湿度は上がったろうか。
 昨日気分が下がったのは寝不足なのか、疲れていたからなのか、いつのまにか机に伏せて眠っていた。
 たまには肉も食べなきゃと想うけれど、食べようかなと想うものがみつかり、立ち出したとき少し調子を取り戻していた。

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気分が萎えた日


 歯ブラシを取り替える。それから珈琲豆の入った袋と顆粒のコーンスープの入った袋の封を切る。雑記帳も新しいものにする。
 新たに咲いたうす紅色の菊を赤紫と白の菊を活けた花瓶に足し、寒い日は腰に捲いて使っているリトルミイのブランケットを出す。黒のワンピースの下には薄いタートルネックの瑠璃色のシャツ。藍以外の青は苦手と言いつつ、引き出しにはもう壱枚の瑠璃色。
 小さな缶に入ったアロマバーム。冷蔵庫には柚子の砂糖漬け。
 わけもなく気分が萎えた日、部屋に置いたものをひとつひとつ辿っていく。最後は何になるのかがわかりきっていても。

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