公園にて
2025, Dec 11
早朝にみつける霜、卓上のクリスマスツリー、アラン模様のカーディガン、コーンスープの減りの速さ、ひとつ莟の開いたシャコバサボテン、晴れた日は玄関まで差し込んでくるようになった特別まぶしく感じる冬の朝の陽射し。
とうとうひとつ残らず葉が落ちてしまった銀杏の樹の下を潜り抜けると、遠くに見える山が雪をかぶる姿があった。
人が少ないとは言え屋根付きのベンチには此の間まで人がいたのに、今日は容易に座れてしまった。
家に帰ったならインスタントコーヒーに牛乳と、それから氷砂糖を足して飲もうとなんとなしに想う。
葉を落とし細い枝が現れた樹木。此の姿がより好き。
細い、細い、細い枝。嗚呼、彼に似ているんだ。あそこに冬の星がとまったらどんなに素敵なことになるだろう。
冬。閉塞されたような世界でひとつひとつのものが濃厚になっていく。