ラナンキュラスと芍薬
2026, Apr 15
見切り品の中にラナンキュラスの花束をみつけ壱瞬躊躇するものの、うすいきいろに紅い縁取りの花は壱日で萎れてもいいと想えるほど愛らしかった。
今朝、金盞花を新聞紙に包んだ。開ききった花、溶けてしまった茎。気温が高くなったこともあったからか、壱週間持たなかった。
ラナンキュラスは茎を切り背の低い花瓶に活け、彼の傍に置いた。花が下を向かないよう周りにスズランの大きな葉と麦を挿した。
父の傍に置いた背の高い花瓶には紅い芍薬を壱輪。
幸福感があたしを包む。
壱瞬と永遠にどれほどの違いがあるのだろう。留まりはしない時間。瞬間が此処にあるだけ。そんな奇蹟にふるえてしまう。