例えば秘密のノートに記すように。

cancion-de-la-abeja(みつばちのささやき)          

忍者ブログ

頁を戻る頁を捲る

特別な日


 朝拾時にコンビニエンスストアへ向かう。悩んだ後で手に取ったのはふたつ入りの苺のミルフィーユだった。苺のアイスクリイムを好んだなあと想い、アイスクリイムにしようかとそこでまた悩んだけれど、アイスクリイムは次の機会にすることにした。
 彼と自分との理由なんて幾らだって作れてしまう。
 今日は特別な日。

 午后、近所の香取神社に参拝にあがる。
 祈ることは平和な日々、戦争のない世界。それと彼の倖せ。風がやさしい日が沢山あるといいな、と想う。

 帰宅し食べたミルフィーユは想った以上においしく、彼を祝うと胸は倖せで溢れた。

拍手

      郵便箱

頁を戻る頁を捲る

いつもと同じような朝に


 伊達巻風出汁巻き卵を作り終え、予め火の通った大きな海老をフライパンで炙る。壱枚壱枚柄の異なる小さな肆角い平皿に、小さく切った料理を乗せ彼に持っていく。お酒がないなと想ったけれど、小さな酒壜を供えていたことを思い出す。
 今年ほど年明けを感じない年もないと想いつつ、年が明けましたと声を掛けた。

 海老の香ばしい匂いで倖せになった朝。ただそれだけ。

 父にも同じように声を掛けた。
 誰に逢うこともなく、壱日おめでとうを口にせずとも良いことに安堵している。

拍手

      郵便箱

頁を戻る頁を捲る

引っ越しをして


 無事に引っ越しができました。

 郵便箱にお手紙を入れてくださった方、ありがとうございます。温かい言葉がとても嬉しかったです。Wi-Fiだけは何とかして、パソコンをネットにだけは繋げるようにしようと、気力を保つことができました。

 引っ越し業者経由でBSアンテナとエアコンの設置を頼んだのですが、BSアンテナの方は設置はできないと言われ町の電気屋さんに依頼することになったり(いとも簡単に?、それも屋根の壱番上100パーセントに近い受信状態で設置してくれました。)、エアコンの方はコンセントは設置済みだけれど壁に穴は開いていないと説明しておいたのに、専門の人でないと開けられないのでと言われました。
 エアコンは今日午后設置予定です。寒くて荷解きが進まず、今日やっとパソコンを掘り起こせた次第です。

 暮らしを整えるまでにまだ数日かかりそうで、此処に日記を記すこともなかなかできずにいますが、先が見えてきて安堵しているところです。

 今年も残り僅かになりました。よいお年をお迎えください。

拍手

      郵便箱

頁を戻る頁を捲る

もし此処を


 もし此処を覘いてくださる方がいらしたら。
 
 明日、引っ越しします。
 今度インターネットが通じるのは17日ですが、きっと設定に時間が掛かると想います。
 何時戻ってこられるかは不明です。
 戻ってこられなかったとして、此の日記はずっと続いていくでしょう。

 あなたの日々が例え苦しかったとして、あなたの記憶やあなたの倖せ、何よりあなた自身が侵されず奪われず日々を紡いでいけますよう。

 最後に覘きにいらしてくださって、ありがとう。

拍手

      郵便箱

頁を戻る頁を捲る

まるで夢のような日々


 まるで夢のような日々、まるで夢のような日々、と段ボール箱の口を閉じる都度放たれる言葉を遅れることなく耳は拾う。

 小学校へあがるまでの記憶は殆どないのに、其の後は愉しかったことも印象深いと感じたことも嫌だったことも辛かったことも誰かを傷付けたことも疲れるほど憶えている。其の記憶こそ変わらないのに、どうでもよくなってしまったほど、彼とのまるで夢のような日々が今の自分に残っている。
 喧嘩したことも嫌いだと想ったことも、思い出す傍から花が零れ落ちる。何の気も遣わないほど信用しあまえていた自分を想う。

 昔の彼の寫眞に可愛いなんて想っては、(たぶん)満面の笑みを浮かべている。弐年くらい前に寫した寫眞は部屋に飾っていない。頬が膨らんで痛々しそうなのもあるけれど、自分だけ齢をとっていくのだと想うとたまらなくなる。
 素敵なおじいさんになると想ってた。

 あたしが先に亡くなるから、花は梔子か椿を添えて。
 ひとつだけ聞いてくれなかった我が儘を口にして今日も眠りにつく。

拍手

      郵便箱