惨事
2025, Sep 19
縁側で作業をしていると雷鳴が聞こえた気がした。気のせいかと想っていると再び雷鳴が耳に届いた。部屋にいたら耳に入らないようなかすかな音。
手を止め亀たちを家に入れようと水槽の水を取り替えていると、急に突風が吹き雨も降ってきた。慌てて植木鉢を玄関のすぐ手前に置きシャッターを閉める。亀たちを中に入れ窓を閉めようと家の中を走るが追い付かない。
霰が降るような雷雨でも母の部屋の窓さえ閉めればよかったのに、台所の出窓と流しがびしょ濡れになっている。急いで壱階の窓を全て閉め弐階に上がる。
弐階はもっと酷いことになっていた。わずか参分程の間にここまでかと想うほど床が濡れラグはたっぷり雨を吸っていた。風の勢いが凄く雨があとからあとから入って来る。窓を閉めている間にTシャツはびしょ濡れになった。
念の為窓は閉めるが、土砂降りでも雨が家の中に入ることはなかった。暑さに堪えきれず雷雨の最中に幾度窓を開けたろう。それほど今日は風が強かったことを教えている。
弐階の床の水の拭きとりを終えた頃、雨は小降りになり陽射しまで出てきていた。廿分は経っていない。
そりゃあ外にいたら流されることもあるし竜巻で飛ばされることもあるだろう。そう云うことを踏まえての自然。
これくらいで済んでよかったとラグを物干し竿に掛ける。