留まらせるもの
2026, Jan 15
弐枚の印刷物を交互に眺める。
静かな青い絵。安いものでいいので額縁を買い飾ろうかと想ったのだけれど、暮れは過ぎてしまった。屋根が並び其処に雪が降る壱枚は拾弐月が似合う。もう壱枚の方なら壱月でもいいなと想うが、椅子に座ったまま動けずにいる。
どうやらあたしの頭はすっかり片方の絵に囚われてしまっている。
天気は快晴。風が暴れている。踵はとうとうがさがさになってしまった。なのに三好達治の詩が浮かんで消えない。
あたしを留まらせるもの。好きな色、波音、砂浜、群れを成し飛ぶ鳥たち、森の入り口、森の奥、雨、雪、歌、詩、・・・。それから絵。