ブラウンシュガー
2024, Nov 13
朝食のパンに黒すぐりのジャムをのせる。朝からあまいものを口にする。其れは冬の朝にしかできないこと。
台所に電気ストーブを持ってこようとしたのに、今朝は暖かく、せっかくの黒すぐりのジャムなのに・・・、と笑う。
冬は砂糖の味が好きになる。
まるい硝子の保存容器に入れた茶色いざらめの砂糖を、いつ珈琲に落として飲もうか考える。此れはうんと寒くなった日の愉しみ。必ず一緒に牛乳も入れる。それまではブラック。
午后になり眼鏡の受け取りに行った。薄紅色の枠を想い、生成りのケースと薄紫の眼鏡拭きを頂戴する。
白い服に似合うだろうか。
温めた牛乳にざらめの砂糖。粉引きの削り目の白いカップ。湯気に吐息に、冬の曇り空。包帯に捲かれるように冬に身を沈めたくなっている。