生息
2025, Dec 16
土手に行くといろいろなものがみつかる。
川に浮かんだ月。遠くの青い山並み。菜の花や曼珠沙華。猫。そして今日はイタチ。橋の上から見ているのに気付かず、草むらを跳ねるように移動しては立ち止まりまた移動してを繰り返していた。
音を立てずに歩くのは自分も得意。近付いては躯をぴくっとさせ一目散に逃げていく小さな生き物たちに、意地悪だったかなとくすくす笑う。
此の間は雉を見掛けたり猪注意の立札に驚いたりしたけれど、イタチに遇えるなんて想わなかった。彼と啄木鳥に遇って以来の衝撃。野うさぎもイタチも丗年は見ていない。
害獣と言うけれど自分は害を被ってなく、イタチの姿が見えなくなると何もなかったように橋を通り過ぎた。
其々の場所で其々に暮らすあなたとあたし。互いに互いを知らなくとも静かな暮らしを・・・と想わずにいられようか。