熱量
2026, Apr 27
小冊子を入れた箱を弐階に持っていく前に今壱度整理しようと、弐年振りくらいで蓋を開ける。個人で作ったり知り合い数人で作ったりした詩やイラストを載せた小冊子もすっかり過去のものとなってしまったが、処分するまでもないかと頁を捲り、かつて自分の記したものの熱量に圧倒された。
怒っている。言葉に、自身に。同じ言葉を使っても、個々で意味の異なってしまうことに対して。全く言葉を使えていない自身に。窒息しそうになるほど言葉や絵で埋まった頁があたしを突いてくる。
折り合いのつかないものは消えることなく留まり続けるが、形は変わる。昔怒りであり焔だったものは、熱量は其のまま悲しみであり根雪になった。マグマが造ったと云うアイスランドの地形を想い、或の形になれたならと想像する。
或の頃教科書にしていた村上龍の「ライン」は、今もあたしの書架に収まっている。