冷え
2025, Oct 26
此の参日ばかり腰の調子が悪く、叩こうが揉もうが着こもうが一向によくならない。さりとて後ろに反ることができるのでぎっくり腰でもなさそうな。
母の湿布薬を拝借し貼ってみるものの変わりなく、冬でもないのにと想ったが隣に置いてあった懐炉を貼ってみる。すると痛みもなく躯を動かせるようになった。
彼の手や躯に、幾度熱くて気持ち悪くなったと言ったことだろう。そのくせ冬になると勝手に布団に入り込み中央で堂々と眠る亀に、凍えさせて殺そうと想ってない?と幾度問うたことだろう。
年中躯の冷たい自分。ときどき其のことを思い出すけれど、普段忘れてしまっている。
絶え間なく聞こえる雨の音。ブランケットを腰に捲き家の中を歩き廻る。たまにはスリッパを履いてみようかな、家の中でも靴下を穿いた方がいいのかな。懐炉を貼ったら腰は熱くなったものの、気になって尻をさわると驚くほど冷たかった。