わけ
2025, Oct 04
好い加減着るのはやめようかと想いつつ袖を通すと棄てられなくなる。腰の切り替えの部分で丈を、袖口も切り替えの部分で長さを、縮めて直した長袖のワンピースは麻が入っていて季節の変わり目に重宝してきた。
袖口は切り替えのところでいつも折って着ているので問題ないが、随分粗い直し方だなと想う。そう想うのは、数年の間に幾らか直しが見られるようになったと云うことだろうか。
襟の開きが大きく肩がずれてしまうときがあるのだよね、とひとりごちては今更直すことを考えて笑う。この分だと生地が薄くなり切れたくらいでは、まだ平気だと着続けそうな気がする。
小さなあたしと一緒に過ごしてくれた小さな猫。あなたたちが今もあたしの胸にいる。一生好きでいられそうだとか一生だいじにできそうだとかと想えるようになったのには、ちゃんとわけがあった。
今夜も星は見られそうにないから、猫たちを頭上にかかげ眠ることにしよう。