リトルミイごっこ
2020, Jul 10
背中に届いた髪が鬱陶しくよほど自分で切り落とそうかと想ったけれど、試みる都度うまくできなかったことがあたしを想い止めさせた。
三つ編みさえきちんとできたことがないので、おだんごを作るのは至難の業に等しい。それでも時々おだんごにするのはリトルミイが好きだからとしか言いようがない。尤もリトルミイのおだんごには似ても似つかず、ゴムとシュシュで無造作に仕上げたおだんごが首の上に乗っているだけのものにしかならない。
Uピンでも使いもう少しきちんとさせてみようと買い物ついでに佰圓均一店を覘くと、髪ゴムもマスク用のゴムも数箇月振りで陳列していた。一方で風呂の排水口用ネットが置いてあった棚は空になっていた。現状になかなか慣れることができない。今日は昨日の続きと云う想い込みは棄てた方がよさそう。遊び方を(少し)変えてみるくらいでは追いつかなく、根本的な処から見直さなければ。
気掛かりなことは沢山。いっとう大きなものがやってくるかもしれない漆月だから、毎朝生まれたと云う想いでリトルミイごっこよろしく頭におだんごを作る。こわれそう、との言葉は呑み込んで。